[PR]看護師の好条件な求人情報満載:≪高待遇な求人続出≫専任がサポート!

Fionaの「オ〜! サイゴン」

ここでは、サイゴン在住の親友Fionaさんによる、サイゴン/ベトナム情報をお届けします。


Vol.070『日本のビザ』2003.12.19

 この年末年始、なんとなくP氏と一緒に日本に帰ろうか、ということになり、P氏のビザを申請することになった。今まで2度ほどビザを申請しようとしたが、その寸前に車を買ってしまったり、最悪のケンカをしてしまったりして、立ち消えになっていた。私も2年半も帰国していないので、家族(知らぬ間に二人の兄にはそれぞれ子供が生まれ家族が増えている)や友達にもあいたいし、日本の流行がまったくわからない浦島花子になるのもいやなので、今回こそはとなるべくP氏とケンカをしないよう心がけつつ、準備することになった。申請寸前まではやっていて要領は良くわかっているし、以前作った書類もあるので、そう面倒ではない。
 とはいえ、日本は冬真っ只中。毛穴の開ききった私が耐えられるか、「寒いの大好き」といってはいるものの本当の寒さを知らないP氏が、日本に行った瞬間に帰りたくなるんじゃなかろうか、と考えると、気が乗らないところもあるので、なかなか手続きに着手しない。もしビザがとれなかったらショックだしな〜、などと考えつつ、夏休みの宿題を後回しにしている子供状態になっている。
 しかも、11月に両親が来越するときに、保証人となる私の父の住民票、在職証明書、源泉徴収票の三点セットを家に忘れてきてしまい、さらに帰国後速達航空便で送ったというのだが、待てど暮らせど届かない。とりあえずエアチケットの残席がなくなると困るので、チケットだけ先に確保して、帰るという意志をむりやり固めてみたりする。
 再度父に送った書類を確認すると、送ったものの中に在職証明書がないということが判明。あとからEMSで追加で送ることになり、書類が届いて申請するのが出発の2週間前となってしまった。
 ビザは1年前に同僚のVちゃんが取ったときにはちょうど2週間かかったが、今まで外務省宛に書いていた書類も総領事館宛に書くことに変わり、簡素化されたのか、早ければ5日で取得できるとは聞いていた。しかし、書類がそろってから審査にかけて5日間なので、日本からさらに取り寄せる書類があれば、それだけ日にちがずれ込むことになる。
 とりあえず、P氏に2枚つづりの申請書を書かせ(しかも何回も間違えるし。前申請しようとしたときに何枚ももらっておいてよかった)、事前に私が作成して父に印鑑を押してもらっておいた身元保証書、招聘理由書と、滞在中の日程表をそろえ、両親とP氏と私が写っている写真を用意する。
 父とP氏はもちろん直接会ってはいるが、今回の招聘は私とP氏の関係上父に保証人になってもらっているので、私とP氏の関係を証明するものも必要になる。恥ずかしながら3年前にお互い宛に出した葉書のコピーをとる。あたりさわりのないものを選んだが、まだ二人が出会ってほやほやのころなので、妙に気恥ずかしい言葉が並んでいる。ベトナム語は翻訳しなければならないのだが、ここには照れくさくてかけないような歯の浮く言葉を日本語で併記する。
 これでまあ大丈夫でしょう、と在ホーチミン日本国総領事館へ。2年9ヶ月も住んでいながら、総領事館に入るのは実は初めて。P氏の方は盗難に遭った日本人を連れて何度も来ている。ベトナム人は入り口のベトナム公安に入館する理由を述べて、IDカードを預けなければならない。建物を入ると金属探知機があり、仕事でいつもカッターを持ち歩いているP氏は引っかかってしまった。ガードマンに「なんでこんなもん???」と疑われつつも、「仕事なんで」といったら返してくれた。預けなくて良いのだろうか。私はパスポートの提示を求められたが、「持ってません」というと「名前は?」と言われただけで終わりであった。
 総領事館の人は大部分が顔見知りなので、手紙を読まれるのかと思うとかなり恥ずかしい。まあ、秘密を外部の人にしゃべるようなことはないんでしょうけど。P氏が大寝坊したおかげで、11時半までに提出しなければならないところを、11時10分に提出し、20分ほど待つ。
 呼ばれて窓口へいくと、「あの〜、お父さんが保証人で、お父さんとPさん、FionaさんとPさんの関係を証明するものはあるのですが、お父さんとFionaさんが親子である証明がないですよね〜」。。。ガーン、すっかり抜け落ちていた。私は住民票が日本にないので、父の住民票には私の記載がない。父か私の戸籍謄本が必要なのだ。 「それじゃ間に合わないじゃないですか!」とうろたえていると、領事さん、「間に合わないといわれてもね〜。とりあえず日本からFAXで送ってもらって、原本はビザを交付するときでもいいですよ」という温かいお言葉。早速その場で母に電話し、くれぐれもEMSで送ってくれるように頼む。
 書類は何とか受理されたけれど、ビザが本当に取得できるかどうかはわからない。ビザを交付するかしないかの基準は公表されていないからだ。最近、研修などで日本に行く場合は、失踪者が多いために交付が難しくなっているが(4人に1人が逃げてしまうらしい)、知人が呼ぶ場合は逆に緩やかになってきているとはきいている。私も全行程同行するわけだし、大丈夫だろうとは思いつつ、かなりどきどきである。
 と、申請から4日経った昨日、領事さんはわざわざ電話をくれて、「審査大丈夫でした。明日には渡せますので」とのお言葉。やった!早速P氏に伝えねば、と思って電話をかけるが、P氏の電話の電源が切られている。
 何やってんだこんにゃろう、と思いつつ、昼休みにいったん家に帰ると、P氏が上半身裸でぼーっとベッドに座っていた。「なにやってんのよ!ビザ取れるって領事館から電話あったよ!あんたの携帯が切れてたから私んとこにかかってきたんじゃないの!」と私が一人で怒っていると、P氏が一言。「じゃあ、手袋買わなきゃ。ねぇ?」 。。。。。。何で手袋なんだ???しかも上半身裸でいうセリフか???セーターやジャンパーの方が心配じゃないのか??? 寒さを知らないっていうことはこういうことなんだなあと思いつつ、力がふにゃふにゃと抜けた。しかも、P氏はナイキの手袋でないと、だめらしいっす。そんなもん、ベトナムにはないわい!

 これからベトナム人の日本入国ビザの申請をお考えの方はこちらを参考にして下さい。とにかく保証人と本人の関係が重要なようで、私の父の場合、退職して嘱託社員で働いていて収入は少ないですが、特に追加の資料(年金の収入の証明など)を提出する必要ありませんでした。ただ、国際情勢などによっても左右されますので、P氏が今回とれたからといって、次回も絶対OKという保証はないんですけどね。。。  

P氏の取得した日本のビザ。はじめてみた。日本国民は取得しないので(あたりまえか)お目にかかった人は少ないはず。シール式で、ベトナムのものに比べて紙の質もよく、左側にきらきら光るマークがついていたりして、偽造しにくいようになっている。


 海外、特にベトナムのような途上国の人が日本のビザを取得するのは大変みたいです。もちろん、失踪や不法就労という問題があるからハードルは高くしているんだろうけど、ラブレターまで提出しないといけないとは!!日本の観光収支は大赤字なので、日本への外国人観光客倍増を、というウェルカムプランが実施されているようですが、こんな大変な手続きがいるのなら本気なのかな、と思いたくなります。日本人なら、クウェート、サウジアラビア、リビア、北朝鮮のような国を除けば、基本的に少々のお金さえ出せば、どこの国のビザでもとれるのですがね。あまやんも日本のビザは初めてみました。そういえばベトナムや中国のビザも数年前からシール式になったみたいですが、日本もスタンプの時代があったんかな。
 P氏が日本に来るのは楽しみだね!食べ物とか口にあうかな。一年のうち一番寒い時だし、風邪ひかないといいんだけど。そういえば数年前にあまやんが仕事でミャンマー人の研修生を受け入れた時は、初めて雪を見て喜んでいたし、意外と楽しめるかも。また訪問記を楽しみにしてますね〜


Vol.069『SEA Gamesサッカーの結果』2003.12.13

 昨夜はSEA Games 22のサッカーの決勝戦。タイとベトナムの対決でした。心の中では勝って欲しいとは思うけど、今日は負けて欲しい気持ちも強い。優勝となるとどんな騒ぎになるか想像もできない。命の危険(交通事故)も高まるし、できれば家にこもっていたいが、皆とサッカー観戦をしたいという気持ちもあり、悩ましい。
 試合は夜7時からだったので、結局仕事を終えてからP氏のいるいつものカフェに向かう。と、道の途中ですさまじい悲鳴が! どうやらタイにゴールを決められたらしい。
 P氏と合流してハーフタイムに軽くラーメンを食べ(この時点ですでにバイクで走り回ってる人多数)、腰をすえてサッカーを見ていると、P氏がどこかにいなくなっている。と、隣の家を覗き込むと、一人でテレビの前に陣取ってひっそりと観戦している。なんでだ?
 後半あと数分というところで、ベトナムがゴール!!!同点!まわりはみんなは大喜び!でもP氏はひっそりとしている。何のことはない。P氏はタイに手堅くかけていたのだ。実力からしたらタイのほうが上なので、いくらホームとはいえタイが勝つだろうと踏んだのと、同点でも半分だけタイの勝ちとなる。周りはみなベトナムにかけていたので、一緒に見るのがつらかったらしい。P氏は一人で「のこり数分がなければ僕はいっぱい勝てたのに〜」と口惜しがっていたのだが、ベトナム応援組みは半分負けてしまったにもかかわらず、「よし!延長もベトナムだ!」とさらに賭けている。
 結局、延長始まって早いうちにタイにゴールを決められて終了。皆一気に脱力。通りにはお手製の水牛のかぶり物を持った男の子がうなだれて歩いていたり、なぜかしらないが「あ〜〜〜〜〜〜〜〜〜」とずっと叫びながら女の子たちが通り過ぎたり。
 テレビでは授賞式の模様が映し出されているが、誰も注目しない。それどころか観客席もあっという間にも抜けの空となり、スタンドが椅子の青色に染められてしまった。銀メダルに終わったとはいえ、タイ相手に精一杯戦ったんだから、暖かい拍手でも贈ってあげようよ、と思ってが、勝負の世界ってこんなもんなんでしょうか。
 まあ、混乱がなくてよかったけれど、大混乱も見てみたいきもする。次回大会ではぜひ優勝して欲しいものである。  

マレーシア戦勝利の後。空港に行く用事があり、20分で行くところを1時間10分かかった。愛車に2個ほど小さい傷がついたが、この状態でそれで済んだのは奇跡に近いかも。お願いだから車をたたくのはやめてくれ。 閉会式3日前になって突如あらわれた水牛くん。中心街に何体も設置されている。胸には文房具メーカーの名前が。閉会式後もしばらく放置されることは間違いないでしょう。
ベンタン市場の入り口でお客様を出迎える水牛くん。足元で子供の水牛2体が踊っていたのだが、いつのまにかいなくなってしまった。残念。。 公園にいた巨大水牛くん。逆三角形の巨体にこの頭はいかがなものか。しかも乳首が肩についている。鼻の穴だけ目だって顔が良く見えない。 
電気屋さんの上に突如としてあらわれた水牛くん。これは水牛なんでしょうか。夜になるとライトに照らされて浮かび上がります。下にはしゃべる水牛くんもいた。


あまやんです。またまたふんどし話で恐縮ですが、あまやんはこの水牛くんのしめている赤ふんどしがかなり気になっております。64号のところのアニメの画像をみてみると、水牛くんはマフラーのようなフリンジのついた赤い布をふんどしがわりにかなりルーズに締めているようで、今日の画像では上の右の写真のがそれに近い感じのような気もします。公園の乳首が肩にある水牛くんは、こっちが前としたらかなり過激。でも、おっぱいがあるということはメスなのかもしれない。とすると、これはふんどしというよりは「前張り(死語ですが)」に近いようなものなのかもしれない。おへその上の模様が何なのかもかなり気になる。電気屋さんの上にいる水牛くんのは、越中ふんどしに近いような感じも。ほんとうのところは??


Vol.068『サッカーに勝つと…』2003.12.5

 このあいだのサッカーは引き分けだったが、昨日4日は対インドネシア戦、1-0で見事勝利に終わった。
 夕方5時半開始なのだが、同じフロアにある日系会社はいつも人が廊下を行き交ってにぎやかなのに、今日はなぜかしーんと静まり返っている。かなり不気味。私も早く帰ったほうがいいかな、とおもいつつ仕事を続けていると、すごい歓声が聞こえてくる。どうやらテレビのある会社はみんなで集まってテレビ観戦しているようである。
 P氏がカフェで仲間と一緒にテレビ観戦中というので、引き分けであれだけのさわぎだったんだから、もし勝ったら大変だよな〜、行きたくないな〜、と思いつつカフェに向かう。サッカーを見ている人が多いのか交通量はいつもより少なめ。でもベンタン市場付近では、道路にでて鉢巻や旗を売っている人たち(たいていが高校生とか大学生ぐらいの若い子たち)がたくさんいて、かなり通行の妨げになっている。カフェの近くの路地では、道行く人は不気味なほどいなかった。
 P氏は風邪気味でふらふらにもかかわらず「家で見てもおもしろくないよ〜」と、カフェの外のバイクにまたがって遠くからテレビをみている。こんなんなら家で見たほうがよく見えるのに。
 私が到着して20分ほどで試合終了。終了したとたん、人通り(バイク通り?)が戻ってきた。勝ったので、今すぐ帰ると渋滞で動けないだろうな〜、と思案していると、カフェのとなりのLくんが、赤いTシャツを着て鉢巻しめて出てきた。やるきまんまんである。
 近くの大通りに出てみてびっくり! とにかくすごいバイクの量。排気ガスであたりがすこし煙っている。南部の人たち(つまりベトナム戦争で負けた側の人たち)がこんなに嬉しそうにベトナム国旗を振るのは、サッカーでベトナムが勝利したときぐらいじゃないだろうか。愛国心というより、どんちゃんさわぎが好きなんだな〜、としみじみ思った。
 カフェに戻ると、P氏が「やっぱりしんどいから早くかえりたい」という。ほんなら最初から家で観戦せい!と思いつつ、遠回りして帰宅することに。抜け道を通ると、渋滞した大通りから流れ込んできた若者たちが、歓声を上げながらいきなり猛スピードで走り抜けるのでめちゃめちゃ危ない。そしていやでも途中でバイクの波を分断しながら大通りを渡らねばならず、排気ガスを大量に吸い込んで、のどが痛い。こんな中、子供をつれて出てくる親の気持ちがしれないよ、まったく。
 通常10分の道のりを倍以上の時間をかけて家まで到着。外から見てると「こんなところ走れるわけないじゃんか」と思いますが、やってみればできるもんです。うん。  

カフェの中は一杯なので外から観戦。移動販売をしている人も立ち止まって観ている。 大通りに出てみてびっくり!すごい人だ。 左は交差点になっているのだが、にっちもさっちもいかず、交通警察もただ黙って立ってみてるだけ。
普段はサッカー見てないだろー、というような女の子達も嬉しそうに旗を振っている。 サッカー勝利の翌日に行われたハノイでの開会式。パフォーマンスはストーリーがあるのだろうが、ベトナム人には「意味わかんなねー」とちょっと不評。ベトナムらしく、やっぱり列が曲がっている。 ちょっと前にテレビで見かけた水牛くん。ちょっとトナカイみたい。
子供の施設にいた水泳する水牛くん。これが今まで見た中で一番かわいいと思う。 おみやげ物屋さんで見つけた、石でできた水牛くんの小物入れ。こんな怖いもの、一体誰が買うのか・・・。

あまやんも6、7年くらい前に初めてベトナムに行った時、クリスマスイブの日に、サイゴン市内をバイクに乗っていたらこういう状態でした。最後は渋滞で止まってしまったけど、スピードは出ないし、意外と運転できるもんですね。なんか、町中の人が家族ものっけてバイクに乗って出てきた、というような感じで、どこへ行くともなく、ただ街の中をぐるぐるまわっている、というような感じで、一緒になってぐるぐるまわっていたら、なんか街の空気と一体になったような感じでとっても楽しかったです。こういうとこが、他の国にはないベトナムのいいとこなんかな、って思ってしまいました。大阪では今年はタイガースが優勝した時に、道頓堀とかは川に5000人くらいが飛び込み、中には全裸で飛び込んで公然猥褻罪で捕まった人も何人かいたようですが、ベトナム人も歓びのあまり川に飛び込んだりするのかな?


Vol.067『SEA Games 22の盛り上がり』2003.12.1

 ベトナム人は男性なら皆サッカーが大好き。昨夜のベトナム-タイの試合後の盛り上がりようは大変だったようです。
 P氏ももちろんサッカーが大好き。友達とサッカーを見るために出かけるというので、私は、近所のサービスアパートメントに住んでいる友達Tさんのところに、日本からきていたKさんと共にお邪魔して、サッカー観戦をすることに。
 といっても、皆それほどサッカーに興味がなかったので、ビールを飲みながらおしゃべりに興じていると、周りから大歓声が。ベトナムのシュートがタイのゴールに突き刺さった瞬間でした。サッカーのゲームよりその盛り上がりが面白くて、窓を開けてサッカー観戦。サラウンドテレビ状態でした。
 結局タイに1点返されてしまい、引き分けで終了。とたんにあたりが静かになったので、今日は混乱はないのかな、と思って窓を閉めてしまったのですが、恐るべしベトナム。すごい騒ぎが繰り広げられていたようです。
 (ドックバオ新聞でもこの模様を報じた記事を翻訳しました)  

テレビからの画像。ハノイの国立競技場の観客席は大盛り上がり。 観客には女性の姿も結構ありました。 みんな祈るように見つめています。
ベトナムのシュートがタイのゴールに突き刺さろうとしている瞬間。 多分、このペナルティキックがタイの得点になったような気がする。 試合が終了して、道に出る人々。
ついでに、ニュースに出てくる歩く水牛くん。 飛び上がってポーズ! 今日のThanh Nien新聞によると、こんな人々が溢れていたらしい。

 あまやんです。イベントもののキャラクターとして、関西の人の記憶と心に残っているのは、なんといっても1990年に大阪で行われた花の万博の「花ずきんちゃん」でしょう。当時、その人気はたいへんなもので、どの街を歩いていてもこのキャラクターを見ない日はなかったし、角が三本ある偽物(通称にせずきんちゃん)まで売られる始末。万博の最終日に、花ずきんちゃんが泣きながら手をふるという演出があり、多くの人がそれを見て涙を流した様子も中継されました。先般、仕事の関係で大阪の記者クラブに行ったのですが、なんとまだこの花ずきんちゃんの貯金箱が飾ってあったので、ちょっと思い出してアップすることにしました。花ずきんグッズはもう生産されることはないし、ホームページもあるなど、根強いファンもいるようなので、持っていると意外と値うちが出て来ると思います。


Vol.066『SEA Games 22の盛り上がり』2003.11.30

 今朝、日本人学校の運動会があるので、朝早く起きて7時に家を出ると、通行止めで中心街が通行できず、小学生たちが制服着てうろうろしたり、遠くにはパレードがみえたり、ボンボンを持ったミニスカ女の子たちが舞台で踊っていたり、ハーレー軍団がやってきたり。何だろうと思ったら、朝もはよからSEA Gamesのイベントをやっていたみたいです。ベトナムは日中は暑いし、交通の妨げにもなるので、早朝からやっているのでしょうが、中心街に泊まっていた旅行客は朝早くから何事かとびっくりしたと思います。
 SEA GamesのSEAは「海」ではなく、「South East Asia」の略で、東南アジアのスポーツ大会のこと。開会式は12月5日なのですが、29日からサッカーの試合も始まり、いよいよ盛り上がってきています。中級ホテルはどこも一杯で、知り合いが来るのに予約がとれず、苦労しました。
 ベトナム人の政府関係の知り合いから聞いたところでは、SEA Gamesの主催国として、今回のベトナムが一番盛り上がっていると評価されているそうです。また、Trau Vangのキャラクターは気持ち悪いというけど、ベトナムでこういったキャラクターを作るのは初めてのことだそうで、慣れていないので目をつぶってやってくれ、とのことでした。彼女いわく、「水牛はベトナム人の故郷の象徴。他のキャラクターは考えられない」とのこと。でも、名前ぐらいつけたらいいのに、といったら「慣れてないから仕方ない」と苦笑してました。

 画像はHTVテレビを写したものです。見難くてごめんなさい。  

マリア大聖堂裏に設置された特設ステージ。子供たちによるSEA Games歓迎の エアロビクスイベントだったらしい。 こんな子供たちが次々と登場して演技を披露しました。 白シャツに赤いネッカチーフをつけた子供たちが向こうまでずらーっと!壮観です。
でも、どこかの国と違って、行列がひん曲がっているところが子供らしくていいですね。 顔にベトナム国旗をペイントして、みんな楽しそう。学校行事があまりないので、子供は結構楽しいんだと思う。 大人たちは「黄金の水牛ダンス」のパレード。きれいなアオザイ女性が各国の国旗を持って歩いたらしい。
「黄金の水牛ダンス」のイベントだけど、獅子舞が舞う。 Trau Vang(黄金の水牛)くん登場! でも、なんか違いすぎないか??? こちらが正統派Trau Vangくん。郵便局前でみかけたもの。どうやら電話を使うこともできるらしい。


Vol.065『無法松の悲恋』2003.11.15

 日越外交関係樹立30周年を記念して、日本の劇をベトナムで初めてベトナム人が上演すると聞き、無料チケットが手に入ったので、友達の若き実業家Kくんと一緒に見に行ってきました。ハノイの劇団なので北部のしゃべり方が嫌いなP氏は今回はパスです。
 演目は「無法松の一生」。実は私はこの物語は題名しか知りませんでした。舞台には日本語字幕なんかついていないし、パンフレットもなかったので、推測でストーリを書きます。
 「無法松」と皆から呼ばれる松五郎は人力車夫で、大酒は飲むわ、ケンカするわの荒くれ者であった。ある日、急病の子供トシオを病院まで送ったことをきっかけに、その母親リョウコに一目ぼれ。ところがその奥さんは軍のお偉いさんの奥さんで、とても松五郎の手の届く人ではなかった。
 しかし、そのお偉いさんが急死。奥さんは未亡人となったわけで、松五郎も結婚を申し込めばいいのだが、身分が違いすぎる。でも、松五郎は心を入れ替え、仕事に励み、そのトシオを我が子のようにかわいがり、母子のために尽くすのだった。
 年月が過ぎ、都会の学校へ行った子供はすっかり大人になって母親のもとにかえってくるが、松五郎がいまだに家に出入りしていることに激怒。身分が違うといい、松五郎を人間扱いしない。
 ところが、その日トシオが帰ってくると知っていて家の前やってきた松五郎は、このトシオの言葉を聞いて愕然として家を後にする。トシオも松五郎が聞いていたことに気がつき、道であっても目もあわせない。打ちひしがれる松五郎。
 時が経つにつれ、町は寂れてしまい、再開発が行われることになった。その計画の指揮をするのがトシオであった。トシオは町のひとから恨まれていく。
 年をとった松五郎は人力車を引くことはなくなって廃人同然になっていたのに、ある日、リョウコの若かりしころに似た女性がちょうどトシオが急病になったときと同じような状況で人力車を探していた。それをみて松五郎は昔を思い出したのか、急に「俺が車を引く」という。当然そんなことができるわけもなく、他の人力車に子供は乗っていってしまったのだが、松五郎は去り行く母親に、胸から何かを取り出して渡そうとする。が、そこで倒れこんでしまう。
 隣のおばあさんが松五郎が倒れているのに気がついて駆けつけたが、既に息絶えていた。松五郎の手の中をみると、一冊の預金通帳が。口座名はリョウコとトシオになっていた。そこへリョウコが駆けつけ、泣き崩れる。バックにはトシオが再開発の指揮をてきぱきとしている姿が。。。
 この内容で合ってますか? 正直言って、日越外交樹立30周年記念としては、悲しすぎる話だなと思いました。
 Kくんは最初は「おもしろくなさそ〜」とか言っていたのに、始まったとたん、「これは誰だ?」とか「日本語直訳してるから変な挨拶だな」とかいちいち口に出す。Kくんたら変な人だな〜、と思ったら、回りのベトナム人みんなそうでした。ベトナム人はとにかくどこでもよくしゃべります。これはこれで、会場が盛り上がって面白い。
 劇は途中で休憩を挟んで2時間で行われ、かなり内容をはしょったかんじで(っていうか、私が言葉がいまいちわからなかったからだけど)、ちょっとな〜、と思いながら出ていると、周りのベトナム人たちも感想を言い合いながら歩いている。あるおばあさんのコメント「松五郎は馬鹿だよね〜。2人のためにお金ためたって、死んじゃったら何にもなんないじゃないさ」。確かにその通りだ。現実主義的で「今がよければすべて良し」的ベトナム人にはちょっと理解不能かも。「ここは笑うところか???」ってところで失笑が漏れていたりもしてました。でもあえてこの作品を選んだということは、ベトナム人の心にも共通する感情があるのかも。ベトナムの歌謡曲にも哀しい曲が多く、結局悲恋物が大好きなんだな。これは世界共通かも。


 
Thanh Nien新聞2003年11月17日からの写真。1ページの3分の2を使って大きく取り上げられていた。松五郎を演じるのは有名な男優アン・ズン(左)、リョウコを演じるのはラン・フォン。女性の髪形が沖縄っぽかったり、着物がテロテロでつけ帯を忘れてる人がいたり、松五郎が太鼓をたたくときもろ肌脱ぐのではなく、片袖をいきなりちぎったり、と日本人から見ると変なシーンが盛りだくさんだったが、日本と同じでないのは演出がベトナム人だから仕方ないか。 フレンチコロニアルスタイルの市民劇場。建築家フェレットが1898年に設計、1900年にフランス人による初公演が行われ、1918年になって初めてベトナム人による公演が行われる。1954年のジュネーブ協定(ベトナム南北分断)以降は、国会議事堂として使用されていたが、1975年サイゴン解放以降、再び劇場として使用されるようになった。

あまやんです。無法松の一生といえば、「小倉生まれで玄海育ち、口も荒いが気も荒い・・・」という歌があって、たまにカラオケでこの歌を歌うおっさんがいてたのを思い出したのですが、詳しいストーリーの内容はあまやんも知りませんでした。たしかに、かなり悲しい内容のストーリーやね。悲しい話や、悲しい歌が好き、というのはアジア人に共通した文化なのかも。悲しい話と言えば、なんと言ってもフランダースの犬。この話は、日本では有名なのだけど、現地ベルギーではほとんど知られていなかったとのこと。なんでも、悲しい話は好まれず、逆境にあっても死んだりせずに自分で運命を切り開いて行くことこそが立派という価値観が根底にあるからだそう。で、日本人観光客の熱い要望に応えて銅像が完成、多くの日本人女性観光客がこの前で涙を流しているのを、現地の人が不思議そうに見ている、という話を聞いたことがあります。あまやんの卒業した中学校にも、戦前戦後くらいの時代に溺れた友達を助けて死んで行ったという白木少年の話があり、やっぱり銅像になったりしているのですが、あまやんはこの手の悲しい話、あと悲しい歌なんかも大嫌いで、どちらかというと、お腹のよじれるような笑える話の方が大好きだったりします。死んでしまったらなんにもならないもんね。

アントワープのフランダースの犬像。 あまやんの中学校にある白木少年像。入学式の時に必ずストーリーを聞かされる。 昭和初期くらいの中学生なのにこんな過激な海パンをはいていたのかという疑問が。

あまやんです。読者の方から、白木少年のはいているのは、海パンではなく、越中ふんどしではないか、というご指摘がありました。学習院などでも、少し前までふんどしが伝統として残っていて、今の天皇陛下もしめていた写真があるそうです。あまやんの中学校でも2年生の時の海でのキャンプで、全員が白の六尺ふんどしをしめ遠泳をすることになっていますが、おぼれた時に後ろの結び目のところをつかむと簡単に救助することができるというメリットがあるのです。この写真の白木少年像では腰のところが非常に細いので、六尺ふんどしではなく、越中ふんどしでしょう。越中ふんどしは六尺ふんどしにくらべてルーズな感じで、もし白木少年が「越中」ではなく、「六尺」の方をしめていたらなば、救助されて助かっていた可能性が高いでしょう。あまやんも中学校の時にはいた六尺ふんどしは捨ててしまったけど、白い越中ふんどしはたしか結婚する時に持ってきて、長い間使わずたんすの中に入れてました。この話を聞いてひさしぶりに越中ふんどしをしめて、会社にでも行ってみようかな、と思ったところ、嫁はんいわく、「捨ててしまった」とのこと。とほほ。でも、白の越中ふんどしはなんとなく決まらないんで、赤の六尺をどこかで売ってたら買おうと思います。ところでベトナムではふんどしはしめるんでしょうか?やはり最近はブリーフやトランクスばっかり?越中ふんどしならぬ「越南ふんどし」などというものがあったりして。

※今上天皇とは昭和天皇のことではなく、現在の天皇のことだとのご指摘ありましたので、お詫びして訂正します。また、越中ふんどしと六尺ふんどしの違いについてもご質問がありました。越中ふんどしとは、あまり長くないさらしの布に細い紐がついていて、紐をお腹で結び、さらしの布を前でたらすようにするタイプのふんどしで、ルーズな感じ、六尺ふんどしとは、紐がついていない長い(6尺=約180センチ)のさらしの布をきつくしばる(すもうのまわしのように)タイプのものです。(あまやん)


Vol.064『ベトナム座り』2003.11.8

 このあいだ、びっくりする光景にでくわした。ブイビエン通りのあるミニホテルに、たくさんの日本人観光客の若者が着いたのだが、夜、なぜかミニホテルの前の地べたの上にすっかり腰をおろして、あぐらをかいたり、いわゆる「お姉さん座り」をしたりして、女の子たちの2、3のグループがすわって話をしているのである。
 日本では確か「ジベタリアン」とかいわれて、若者が電車だろうと道路だろうと腰を下ろしている状態だったような記憶があったが、ここベトナムまできてジベタリアンをやろうとは!日本よりかなり汚いと思うのだが。。。「殺菌」「滅菌」がうたわれる日本なのに、ベトナムの雑菌は気にしないのだろうか。
 ベトナムでは基本的に地べたにそのまま腰をおろしたりはしない。ベトナム人は道端に腰を下ろしているイメージがある人もいると思うが、たいていは「ヤンキー座り」か、サンダルを脱いでお尻の下に敷いている。お店でしゃがんで商品を物色してればすぐさまお風呂の椅子のようなものを差し出してくれるし、ちょっとした花壇の縁とかに腰を下ろそうとすると、近くにいる人がすかさず新聞紙を差し出してくれたりする。直接地面にお尻を触れさせることはないのである。直接座っているのは浮浪者か、洋服の汚れを気にしない土方関係の仕事をしている人ぐらいだ。
 そんなベトナムでこの「ジベタリアン」の光景。かなり異様。周りのベトナム人が私に「今日は日本人のルンペン(って死語?)が多いな〜」とからかったりして、みんなああだこうだいいながら眺めている。西洋人にも異様に見えるらしく、歩きながら振り返ってみていたりする。でも、当の本人たちはおしゃべりに夢中でまったく気にしていない様子。
 そばにいる私も恥ずかしくなってきたので、P氏に「注意してあげたほうがいいかな」といったら、普通は他人のことにくちばしをつっこまない彼も「Fionaが注意したら、あの日本人にわらわれちゃうかな〜。でも、言ってあげて」というので、注意してみた。
 「日本人ですか?地べたに座るのはベトナムでは異様なことなのでやめてもらえますか?みんな見てますので…おせっかいですみません」と声をかけると、「そうなんですか!教えてもらえてよかったです。」という返事。ベトナムで日本人に声をかけるといやな顔をされることが多い中、こう素直にいってもらえて、なんだかうれしかったです。
 本人たちには決して悪気はないのだろうし、日本での習慣をそのまま持ってきたのであろうが、とりあえずその国のある程度の習慣がわかるまでは、日本でお行儀が悪いといわれる行動は避けたほうが無難。
 ただし、決してベトナムが行儀がいい国というわけではない。女の子でも椅子の上に立てひざしたりするし、ひじをついてたべたり、他人のバイクに勝手に座っておいてある新聞までよんじゃったりと、日本だと失礼に当たる行為が普通に行われているので、日本よりも他人の目を気にしなくて済む、という面もあるんですけどね。
 
お尻をつけないヤンキー座りはOKです。
ただし若い女性はタバコを持たないほうが無難。
水商売の人だと思われます。
私は足首が硬いため、この座り方が苦手で、長時間は無理。
ベトナム人は足首が柔らかいんでしょうか。
(画像は本文とは関係ありません)  

  


これはヤンキーのうんこ座りだね。たばこももっててかなり恐い雰囲気。こんな表情でメンチ切られたら気の弱いあまやんは逃げてしまうかも。ちなみにジベタリアンは、あまやんが大学生くらいだった13,4年前にはなかったけど、ここ5年くらいですっかり定着した感じです。服が汚れないのかな、と思うけど、最近は汚れたGパンとかの方が味があっていい、という風潮なんで、ほとんど気にしてないのかな。ちなみに、毛の落ちてるようなびちょびちょのトイレで裸足で歩く、というのは西洋人や、東南アジアの人にはなんともないですが、家では靴を脱ぎ、たたみの上で裸足で生活し、ふとんで寝ている日本人にとっては、「足の裏」が汚れることは何よりも抵抗があるんだそうです。ベトナム人にはどうなんかな?あまやんはそんなには抵抗は感じないけど、汚い足の裏のままでは寝たくないかな。るんぺんさんというのは、別に死語ではないです。マルクスの共産党宣言にも出て来る「ルンペン・プロレタリアート」という言葉からきているのです。最近大阪でもむちゃくちゃ数が増殖してきて、あまやんの会社の近辺でもたくさんブルーシートをはって住んでいるのですが、中にはブロックで作ったかなりの豪邸もあって、3匹の子豚の話なんかを思い出させます。乞食には哲学はないけど、るんぺんには哲学があるような気がする。社会主義国ベトナムでもルンペンさんは多いのかな。


Vol.063『水牛くんグッズ』2003.11.1

 Phuctravelの掲示板でも話題になっていた、SEA GAMES 22(東南アジアのスポーツ大会で、今回はベトナムで開催される)のマスコット「Trau Vang(黄金の水牛)」くん。よく覚えてないが、オリンピックのマスコットは「スノーレッツ」とかそれなりにかわいらしい名前がついていたような気がするけど、Trau Vangくんの場合は「ゴールデンバッファロー」とそのまんま英語に翻訳されているだけで、べつにかわいらしい名前はないらしい。
 しかも、この水牛くん、見れば見るほどかなり気持ち悪いのだ。でも気持ちが悪いから余計気になってついつい見てしまう。買おうと手にとってみてさえしてしまうのである。恐るべし水牛パワー。
 で、水牛くんを「かわいくないよ〜」と馬鹿にしていましたが、ベトナム生活倶楽部というHPで、「勤勉で賢い、人間にとって信頼できる動物で、稲作の盛んなベトナムや他の東南アジアの国々で人間に非常に身近な存在です。Buffaloは豊富な収穫と幸福な生活、そして強く攻撃的な精神を表しています。またベトナム人レスラーの試合前に行う儀式(Se Dai)の格好は、ホスト国のオープンな心、喜び、ホスピタリティを表現しています」という記述を読み、馬鹿にしちゃってごめんなさい、とちょっと思ったのでした。
 でも、それにしたって、もう少しかわいい水牛くんにしようよ〜。ベトナムは目の釣りあがったドラえもんとか、妙にかわいくないものが多いんですよね。
 下の水牛くんグッズの写真は、水牛パワーにはまって水牛グッズを買いまくってしまった(?)ベトナム・ニャチャン在住「と」さんからご提供いただきました。

                 
Marketingという雑誌の9月号の表紙に載っていた、着ぐるみ版水牛くん。 頭のわりに体が貧弱すぎて、目が釣りあがっていてちょっと恐い。「と」さんが購入したbit'sのサンダル。水牛くんを踏み潰すのも罰が当たりそうな気がする。。。
bit'sの子供用サンダル。子供は水牛くんをかっこいいとか、かわいいと思ったりするんだろうか???SEA GAMES 22のTシャツ。ベトナムにお越しの際はぜひお土産に。大会が終わって一年ぐらい経っても売ってるような気がします。
自転車に乗る水牛くんキーホルダー。実はこの水牛くん、この大会の種目すべての競技を行うことができるらしい。いろんなポーズで登場してます。かっこいいのかどうなのか、微妙なSEA GAMESロゴ入りTシャツ。


あまやんです。国体とか、スポーツ大会、あるいはイベントにはキャラクターがつきものだけど、どれも可愛くないものが多いよね。なぜか、あまやんの職場にはその手のモノが多く飾られています。しかも受付に置かれることが多く、中には募金箱までついているものがあって、嫌われます。今、マスコットキャラクターと言えば阪神タイガースグッズが大人気だけど、これは近鉄バッファローズのものに似ているような気もするね。着ぐるみはかなり恐いかも。暑いベトナムで、これに入るのはとても体力消耗しそうかも。


Vol.062『ベトナムの銀行の信用度』2003.10.18

 ドックバオ新聞でも最近翻訳をのせましたが、ACB(アジアコマーシャルバンク)に関するデマは「人間てデマにこんなに簡単に踊らされるものか?」っとびっくりした事件でした。
 同僚のVちゃんが、「ACBの事件、しってますか? 社長がお金を持って逃げたらしいです。私も定期預金を預けているんですが、おろせないしどうしようと思っているんです。妹は今銀行でならんでいます」といってきた。私はローカル新聞を見出しだけでも毎日目を通しているけれど、ACBバンクの社長が逃げたというのは初耳だったため、びっくりした。そんな大事件ならとっくに報道されているはずである。
 彼女があんまり心配するので、「まず、社長逃走の報道はされていないので、多分デマでしょう。たとえ社長がお金を持って逃げたとしても銀行経営を揺るがすような金額を持ち出したり、送金したりは簡単にできないだろうから、、安心していい。逆にデマに踊らされて皆が預金を引き出しに走る方が危険だ。また、おそらく銀行が支払いできなくならないよう、国家銀行がなんとかするでしょうから、心配することないよ」と適当にいっておいた。
 で、その日には正式に「頭取逃亡はデマである」という発表がされたんだけれど、それでもVちゃんは「やっぱりお金を下ろしたほうがいいかな。みんなまだ行列つくってるから、みんながお金下ろしたら銀行が倒産しちゃう。そしたら私のお金はどうなるの?」と心配している。
 翌日には騒ぎはおさまったけれど、お金をおろすのではなく「様子をみに」いく人が多かったらしい。ベトナムのお金持ちは暇な人が多いんでしょうね。
 日本ではまずこんなにデマが広まることはないんでしょうけど、ベトナムではこのデマを信じてしまう二つの要因があると思う。ひとつは銀行を信用していないこと。もうひとつはマスコミを信用していないこと。
 銀行は過去に2回預金封鎖されて、引き出せなくなったことがあるらしい。そのため、銀行より貯蓄型の保険のほうが人気があるときいたこともある。今日本では給与は振込みが普通ですが、ベトナムでは手渡しが主流です。会社を経営したり経理を担当したり、海外から送金をうけたりしてなければ、銀行なんかに足を踏み入れたことのない人が大半です。
 マスコミについては、社会主義のお国柄、検閲があるために、本当のことが発表されていないと皆思っているみたい。実際、私の勤め先で会報を出す場合も、国の検閲を済ませた証明がないと印刷してもらえません。今回の事件では、政府が経済が破綻しないように情報を操作した、と思い込んでいるわけです。
 検閲があることもあり、ベトナムではとにかく噂が回るのがはやいです。よくP氏も、話したことのない在住日本人について「あの人はベトナム人と結婚してる」「あの人は留学生でベトナム語がうまい」とか、いろいろ知ってたりします。私も「今日はあの人(P氏)は一緒じゃないの?」と初めて会うベトナム人に言われることもある。知らない間に私の勤め先や給与まで知られていたりする…。
 ベトナムのクチコミ、おそるべし、と思うけど、在住日本人の中にもへんな情報が流れていることが多いです。なんでも、私はイギリス人の恋人がいることになっているらしい。もしそうなら、英語がべらべらになっていいんですけどねー。 

Thanh Nien新聞2003年10月16日からの写真。ほんとに建物の外までずっらーとならんでたみたい。 現金を銀行に運びいれる人々。銀行があぶない、とかより、この運び方のほうが危ないと思う。


まやんです。日本でも30年ほど前、東海地方の信用金庫で、とりつけ騒ぎがおきたことがありました。これは、その信用金庫に就職が決まった女子高生が、友人にその報告をしたところ、「あそこの信用金庫はあぶないかも」と言われ、心配になってあっちこっちに問い合わせをしたところ、まわりまわって「信用金庫がつぶれる」という噂になり、土日があけたら大挙して皆が引き出しにきたという事件です。最近関西でも銀行の破たんが多く、「不幸銀行」といわれた「幸福銀行」の破たん、「ミド銀は二度死ぬ」といわれた「兵庫銀行/みどり銀行」の二度の破たんなどが話題になったんだけど、今では、預金保険で全額保護されるということや、ペイオフの話などもはっきりしているので、「金かえせ〜」のような事件はありませんでした。1930年代のアメリカで、健全な経営をしていた銀行が、経営不振だという根も葉もない噂が立った結果、みんなが預金を引き出しに行き、結局破たんになったという話があり、マートンという人が「予言の自己成就」というものを定義しました。普通の常識では、事実でない予言が生まれた時に、人々が事実を確かめにいき、事実でないことを確認したらそれで終わりというものですが、事実でない予言が事実になるというメカニズムを分析したのです。また、この反対で、「予言の自己破壊」というものがあり、例えばこれは、穴場のお店が、「穴場である」と紹介されたために、皆がおしよせて穴場でなくなってしまうようなことなどです。
 ちなみにあまやんに関する噂、ということで、近年あまやんが広めようとしているのは「あまやんは死んだ」という噂。どうも学校の名簿や、名簿野のようなところに名前がのっているらしく、よく会社や家に「大学の同窓名簿で」とか「大学時代の同級生の○○です」という感じでセールスの電話がかかってくるので、そういう時は「その方は最近亡くなりました」と答えたり、アンケートハガキが来た時は「失踪した」というふうに書いて返事をしています。そのうち、「本当に死んだのか」と誰かから電話がかかってくるのではと期待してるんだけど、まだ誰もかかってきません。予言が自己成就しないかちょっと心配。


Vol.061『漢方薬』2003.10.10

 最近、私とP氏の食生活は慎ましやかである。なぜかというと、P氏が本気で皮膚病の治療にとりかかったからだ。
 P氏は何年も前から湿疹に悩まされている。原因はよくわからないのだが、日に焼ける部分だけ湿疹ができるので、紫外線の影響のような気もする。ひじから手首までと首の後ろに湿疹ができており、寝るときなどに無性に痒くなるらしく、寝ている間にかきむしって、枕に血がついていたりする。長い間湿疹ができているので、皮膚が固くなっており、かさぶたも何度もむけているので、皮膚がぼこぼこだ。たまにカッターナイフでかさぶたを削り取ったりしている。
 今までずっと西洋医学の薬にたよっていたが、一時的にかゆみが治まるだけで、湿疹そのものはなくならない。日本の湿疹の薬もためしてみたが、一時期よくきいてかゆみがなくなったものの、湿疹そのものはなくならず、慣れると効かなくなってしまった。
 そこで、今回は初めて漢方の登場である。使用しているP氏に何からできてるのときいても「わかんない」という代物。
 まず、煎じてペットボトルに入れた薬は、1本を1日でのまなければならない。うがい薬みたいなにおいだ。飲むのはかなりつらいらしく、人に飲むときの顔をみられたくないのか、私も3回ぐらいしか飲んでいるのをみたことがない。ほんとにちゃんと飲んでるんだろうか。
 塗り薬は二つ。輪ゴムで束ねたほうはさらさらして、うがい薬に「ウコン(うんこではない)」をまぜたようなにおい。バラけているほうは泥みたいなかんじで、粘土とねりけしをまぜたようなにおい。シャワーを浴びた後、さらさらのほうを先にぬり、そのうえから泥みたいなのを塗って寝る。かなりくさい。
 おまけに、寝るときに布団についてしまうので、辞書を枕に床でねなければならない。P氏は暑い日はよくタイルの床の上やベランダで寝ているのだが、最近は夜涼しいので、床で寝るのはこたえるらしく、塗り薬は何回か塗ってやめてしまった。

薬は1ヶ月続けるのだが、薬の効果を高めるためなのか、この1ヶ月はエビ、カニ、牛肉、鶏肉、あとなんだか忘れちゃうぐらい、食べてはいけないものがたくさんある。食べていいおかずは魚と豚肉ぐらいなので、エビ・カニ大好きのP氏はかなりつらい。最近の食生活は慎ましやかではあるのだが、豚肉と魚だけではいくらなんでもあきてしまい、ロッテリアでポークハンバーガーを食べちゃったり、イタリア料理屋さんでスパゲティカルボナーラを食べちゃったりするので、逆にお金がかかっている節もある。
 さて、効果のほうですが、これが今まで何の薬も効果がなかったのがうそみたい。今飲み始めて2週間ぐらいだけど、明らかに湿疹の数が減っており、皮膚がやわらかくなっている。こちこちにもりあがって、お互いの腕がこすれたりするとこっちの皮膚が痛く感じちゃうぐらいのかさぶたも、盛り上がりが減り、やわらかくなっている。う〜ん、漢方ってすごいですね。P氏は誘惑に負けてたまにエビとかを「だいじょうぶよ〜、たぶん」とかいいながら食べていながらこの効果ですから、ちゃんと食事を節制して、塗り薬をちゃんと塗ったら、かなり効果が違うんじゃなかろうか。
 どういう成分が含まれているかわからないので、日本へ持ち出しできるかどうかわかりませんが、皮膚病にお困りの方、おすすめです。


P氏はアトピーなんかな、とあまやんは思っていたんだけど、あれは湿疹やったんやね。あまやんも昔、お尻によく湿疹が出来て、亜鉛華軟こう(カチリ)、レスタミンなどをぬったりしてました。大人になってからの皮膚病というのはけっこうやっかいで、ひどくなったらステロイド系の薬ということになるけど、長期間使うと体にはよくないみたいだし。。。環境とか排気ガスも影響してるのかもしれないね。漢方薬が効いたということは、体質が改善されてきているということなんかな。ちなみに、たぶんタイか、インドネシアだったような気もするんだけど、ある朱の魚がいっぱい住んでいる湖か泉があり、そこに入ると、全身のかさぶたやひびわれ、垢を魚がついばんで食べてくれて、アトピーや皮膚病が治る、という話をきいたことがあります。あまやんもためしてみたい。P氏も漢方薬が効いて早く治ったらいいのにね。漢方薬ではなく、越方薬、みたいなのもあるのかな?


バックナンバー

Vol.1-10

Vol.11-20

Vol.21-30

Vol.31-40

Vol.41-50

Vol.51-60

Fionaさんがベトナム(サイゴン、メコンデルタほか)観光ガイド、およびベトナム雑貨輸入などについての相談承ります。
詳細はメールでお問い合わせを!

このぺーヂについてのご意見、感想もお待ちしてます。

メールはこちら phuctravel@hotmail.com



あまやんぺーヂはこちら! www.amayan.net

[PR]大人気!看護師単発アルバイト:看護師の単発のアルバイトを手軽に検索!